Taken By Kan F消えるカーフェリーへ その2
カメラの試写を兼ねて写しに行った。ちょうど出航の時だったので次々に写してみた。


モノクロームの世界は単純化される分気持ちも二倍になるような気がする。


同じ時にミノルタA2はカラーを担当した。


出航を見送るのはちょっと寂しい。でもまだ港に帰ってくる。二度と戻らなくなるまで後一月半だ。
でも係りの人(お名前も役職も伺っていなかったのに気づいた。伺ったところ所長の大谷さんと知った。)は暗くない。4月からは母港が清水に変わるのだから、消えるのではないということだ。
でも私にとっては田子浦港から消えるのだから、物悲しさは変わらない。


周りの写真もいろいろ撮ってみた。

ところで、このフェリーは3月で廃止され、母港を清水に移すそうだ。清水からの運行は続くのだから、職員の方々は当然そちらに移籍するだろうと思ったが、まだはっきりしないと言うことだ。
このまじめできれいな港にしている職員の方々を何とかして欲しい>親会社の幹部諸氏へ

ここまでのモノクロはワルツフレックス、カラーはミノルタA2である。どちらもなかなかの描写だと思う。 A2は50年近く前のカメラとは思えない実力だ。



FIRSTFLEX
もう一台同時に写した。ファーストフレックスだが、予想通りフラットでピントの山が無い。
「空も海も青いぜ!」だ。


まあこんなもんだろう。



BRILLANT

フォクトレンデルのブリラントで写した分もまとめてみた。試写のはずが結構まじめに撮ってしまった。
港全般のカットの中から描写が比較しやすいものを選んだつもりだ。
本来の目的のカーフェリーは出航を一本丸丸撮ったのだが、割愛した。くどすぎると思ったので。


港はまた変わっていくようだ。



船は出てゆく 航跡が残る 航跡もいつかは消える 見送る私もまた旅人か。




船出を写した。カメラはニッケンフレックス、四畳半の二眼レフだ。



忙しい船出はなんだかわくわくするものだ。職員諸氏の動きも良い。これが港だという気がする。

後一ヶ月で終わるのではあるが・・・Mar 3rd 2002

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