RICOHFLEXZ For Sacchhi
JFCのお仲間、Sacchiさんの二眼レフ体験用である。元は亜哉さんからだが、ヘリコイドがおかしくて
ピントがでないと言うことで、下請け修理した。
ご覧の通り、非常に程度が良い。ヘリコイドは確かに硬い。おまけにビューレンズとの嵌め合わせが悪く、
ピントがでない。
原因はヘリコイドの多少の変形とグリス悪化が重さの理由で、ベンジン処理した。
ビューレンズは定位置というものが無く、裏側のリングで高さの基本を出し、ピントはヘリコイド調節し、
その後でギヤ付きリングをはめ込むのだが、最初の固定位置が低すぎたことが原因だった。
今のカメラならこういう調整はヘリコイドのみで、基本位置まで適当と言うのは無い。
まあこういうところが「四畳半で組み立てていた」と呼ばれる時代の産物なのだろう。
と言うわけで、あっさり直った。ついでに内部には反射防止の遮光紙を貼り付け、試写してみることにした。
この写真はオリジナルだが、希望によりストラップ用のフックは一般的なアイレットに交換した。
《試写》
カラーは新しいオーナーが試すべきだろうから、距離計の信頼性などのチェックと言うことで、モノクロにて
撮影してみた。
ほぼ同時進行していたリコーフレックスV型を塗装中のカットだ。
”もも”我が家の8人目の家族
我が家の前の道。特に問題は無いようだ。
定番富士山。昔撮った写真のイメージあり。レンズはしっかり描写しているが、周辺落ちは明らか。
より象徴的に撮ってみた。
夕日とススキならぬ枯れたトウモロコシ。逆光でもまあまあだ。遮光紙の威力かもしれない。
リコーフレックスは廉価な二眼レフだったので、非常に売れた。結果としていろいろ改良され、この手の
基本形とも言える。描写はそこそこだが、けっこう使いやすい。