知り合いに依頼されたカメラ。特に壊れたところは無いが、データ書き込み用の液晶が死んでいるので、デー
トは入れられない。使えないと言うのはおそらく使い方だろう。
オートボーイはテレ6が良かったので、ひそかに期待していた。試写は一度にまとめて行ったものではない。
一週間ぐらいカバンに入れて、折に触れて写したからそれなりにいろいろのカットがある
《試写》
パラソルの色が少しくすんでいる。周辺が暗いのはレンズのせいではない。
ポストの色が渋い。悪くは無いのだが・・
それぞれの色、ピントはしっかりしている。しかしどことなくあっさりしていて、ひきつけるものが無い。
多少アンダーな事を除けばストロボはよく光が廻っている。もも(猫)の毛色は現実に近い。
机の上。近距離でもストロボのいやらしさは少ない。それにしても、カメラだらけだ。
キャノンのカメラは不思議だ。カメラごとに、いやその細かい型ごとに描写や発色が異なる。
どこと言って欠点は無いが、このレンズはどうも???だ。これだからレストアは面白い。
どこも壊れていないものを落札、レストアはモルトのみ。カメラとしてはピッカリコニカ等と同等の
良くある形だ。リコーはどんな描写か楽しみだった。
速攻で試写に出ることにした。
《試写》
定番の田子浦港である。
走る車から。70キロぐらいかな。少しオーバー気味だが、ピンとは良い。
伊豆の山々が美しい。
とっさでピントが合っていないが、発色は良い。お父さんを追いかけている。
田子浦港赤灯台。釣り人だらけだ。
逆光補正無し、しっかり写っている。
釣り人と富士山、それにしてもにぎわっている。
教え子もつりに来ていた、突然私が現れたので照れている。
今日の釣果、うまそうな黒鯛もいた。いい発色だ。
何の魚か、熱帯魚もつれるようだ。
それにしてもすごい海の色、浮いているのはゴミ。
このシリーズは裏切られない。いい時代、いいカメラ。ファミリー用だが、今のオートカメラとは
比べ物にならない良い発色だ。ズームがカメラを駄目にしたのだろうか。