写真仲間、亜哉さん(男性・愛犬の名がハンドルネーム)からいただいた。私のジャンクが手に負えなくて
彼がレストアしたものをもらったのだ。(感謝!)
距離計がだいぶ狂っていた。輸送中の振動で反射板がずれたようだ。
きれいにレストアされている。ハイマチックの代表選手のような機種なので、評判が高い。
早速富士川に試写に向かった。
《試写》
秋の花、コスモス。きれいな色だ。バックのボケも良い。
秋の河川敷の風景。懐かしさと寂しさを感じる。
おばあさんと野球の練習。見事にヒット!
お父さんと遊ぶ子。ちょっと表情が固い。色見本だ。
予想にたがわぬ良い発色、ミノルタ的なピントの良さ、ハイマチックシリーズ共通のものだ。
距離計を直す前だったので、目測である。しかも電池の入れ忘れで露出は単体露出計を参考にした。
これだけ写れば不足はない。良いカメラだ。亜哉さんありがとう。
RICOH 35S
昭和30年代最後のリコーのカメラのようだ。(Japan Family Camera 参照)オークションで何気なく
安価に落札、レストアの必要もない状態だが、露出計は針がふらふらで、あまり当てになりそうにない。
したがって、試写は単板露出計を参考にした。
《試写》
ハイマチック7Sといっしょに富士川河川敷でししゃした。
花の名前は知らないが、ネガでは見事に解像している。色も少しあせた赤が見事に出ている。驚いた。
ノーファインダーショット。話をしながら撮った。
色見本
完全逆光では少しフレアーが感じられるが、狙った雰囲気が素直に出ている。近景のピントもすばらしい。
河川敷の児童公園にて。必要な色は全て出ている。
たくましい兄妹+従兄弟、お母さんと一緒にきていた。
絞り込んで30分の1秒で写した。この作品のみトリミングしている。理由はぶれている花の色を
見てもらいたいためだ。逆光の色もちゃんと出ている。
正直なところあまり期待していなかった。概観も含め、あまり気を引くところがなかったからだが、これは
診立て違い。非常に良いカメラだと評価する。派手ではないが印象的な色と描写だと思う。