LOMO Lubitel 2>


私には始めてのロシアカメラ、というよりソ連カメラだ。普通の二眼レフだがサイズは一回り小さく貧相で、 ボディーはベークライト、非常に簡素化されているので、これに定評あるT-22がついているのは不思議だと 言う人がいる。私には比較するものが無いのでこんなものかと言う感じだ。

HIROAさんから頂いたのだが、いろいろ難点がある。
まずピントリングがビューレンズと連動しない。ギヤが時々外れたようで、まったくピントがでていない。
理由は内部で止めている位置の不良だった。ずいぶんいい加減な止め方で、結局この不具合を生じたのだ。



シャッターも動きが悪い。フタを外して内部に注油した。



裏蓋の底が割れている。これはエポキシ樹脂と添え木で張りなおした。



こんなカメラだ。一昔前の二眼レフを安っぽくしたようなものだ。内部は遮光紙を貼り全て反射防止した。


《試写》

雨の中をモノクロで撮影、T-MAXを使ってみた。



私としては「使える・おもしろい」と感じた。次はカラーを写す予定。



ASAHIPENTAX S3

このペンタックスは義父の遺品、新聞記者だったが、通信部勤務の頃使ったそうだ。壊れたところは無い。
使い込まれてフィルター枠はボロボロだが、レンズなどはしっかりしている。


付属しているのは旧型SMCタクマー、35mmF2、報道用に「何はともあれ写っている」という目的に 合うレンズで、使いやすい。試写はフィルターを外し、公園にてネガカラーにて行った。

《試写》

晴れた公園。陶芸教室に来た高校生たちを中心に撮った。


日陰の描写が良い。以下は定点観測だ。





同じ位置でもフレアーは全て異なる。逆光には強くない。







極端に明るさの違うところもそこそこ写っている。



色は全体にアンバーだが、これが現役のときはモノクロ中心だったから、問題なかったのだろう。 今見ると少し古めかしい色と雰囲気だ。でも今もしっかり機能しているのは驚きだ。




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