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以前から欲しいと思っていたのはスピグラ系の69カメラである。グラフレックスのクラウンシリーズは、この社の 独特なフォーカルプレーン・シャッターが無い代わりに、非常に軽量で薄くできている。

BISONさんにお願いしてe−Bayにて入手、はるばる海を越えてきた。

現物は私とほぼ同い年、しかし結構しっかりしていてきれいだ。ファインダーの外側のプラスチックが一部割れていたが、もともとこのファインダーではなく、枠ファインダーを使うので実害なし。距離は距離計で合わす仕様はこの手の プレスカメラの常識だろう。



いろいろなレンズを使うには、グラフロックバッグを一時外して、ピントグラスで合わせる必要がある。
もちろんこのカメラには「カラート」と呼ぶ可変焦点距離の距離計があるが、この範囲を超えるものにはやはりピントグラスは欠かせない。そこで自作して見た。



加工中と完成図である。



他のカメラとの大きさの比較。意外に小さいとわかるだろう。これでも69判なのだ。重さはバック装備で1.6kgだから、ズーム付の一眼レフと大差ない。

《試写》

早速試写する。ついていたレンズはグラフレックスのオプター101oF4.5だ。テッサー付ならなお良いと思ったが、 私の手持ちに既にあるので、これはかえって良かった。この他のレンズの作品はあちこちにあるので割愛する。


発色は思った以上に赤系だ。しかしピントは良い。69と67が混在しているのは、マミヤ・RB67とフイルムバックが共用できるのに気づき、そちらも使ってみたからである。

このカメラは写しやすい。これから愛用しそうだ。

モノクロ作品はここにある。JFC発表用を 見ていただきたい。


KFC & Cola

オモカメ・玩具カメラのことだが、ここでは面白いカメラと解釈して欲しい。



カーネルサンダースのKFCと、CocaColaのプレミアグッズである。 KFCはもちろんケンタッキー フライドチキンのことだろう。
Colaの物はフラッシュ付だから、まさに写るんですのまき戻しありと言うものだ。

《試写》

結構まじめに写した。まずR君(教え子)のものだが、最初は手ぶれ、あとは結構写っている。



次はこれも教え子のK君のコカコーラのプレミアグッズだ。



どれも立派に写っている。固定焦点・ピントも絞りも一種類だが、なかなかのものだ。

まあ写るんですとどこが違うのと言われれば、何もいえないが、撮影中に誰にカメラを向けても警戒されない で気軽に写させてくれた。いつものカメラではありえない反応に驚いた。
高性能なカメラにこういう外装をしたら人物のスナップ撮影が楽だろうなと思う。

K君・R君ありがとう。


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