OLYMPUS XA-2
オリンパスのコンパクトカメラは定評がある。XAシリーズはユニークな外観と使いやすさでヒットした。
XA2は自動露出でゾーンフォーカスのカメラだ。この機体は友人「みやっちのパパ」の愛蔵品でしばらく
借りている。
レンズカバー兼用のスライドスイッチはこの頃の定番である。当時としてはユニークなドーム型で、専用ストロボ
とのマッチングも良く、今見ても古さは感じない。
シャッターレリーズはスイッチで何か頼りない押し味だ。小さい割には構えやすい。
レンズ周りには感度設定がある。DズイコーF3.5で35oは使い易いが、暗いところはフラッシュを使うと言う
感じだ。
内部から見てもあまり高級感は無い。軽量化とコストダウンでふべテプラスチックでできている。
《試写》
わずか15分の撮影なので全容はわからないが、傾向はつかめるだろうといつもの公園にて写した。
発色はやはりズイコーのもの。空の色などに特に感じる。構造的な問題なのかも知れないが、逆光でフレアーが
でる。順光では申し分ないので、内面反射対策は必要だろうと思う。
RICOH AUTO-HALF SE
リコー・オートハーフ。ちゃちな外観と単順操作とは裏腹に、画質が良いと喧伝されている。
HIROAさんとのトレードのおまけでいただいてしまったSE、露出計が駄目と言うことだったのだが、
私の手元に来た時にはしっかり作動している(と見えた)。
輸送中の振動で針が動くようになったのだと解釈して、早速試写してみた。
スプリンクモーター内臓で、巻上げとシャッターチャージは自動化されている。距離調節は無く固定焦点で
EE仕様だ。フラッシュ時には絞りを変えられる。
《試写》
写してみたら半分アウトだった。露光が大幅にオーバーである。露出計が作動していなかったと言うことだ。
なかなか発色が良い。評判がうなづける。二枚目は車で走りながらだからブレた。
確かにリコーのレンズは安定した色を出す。これでハーフなのだから恐れ入る。
ピントはやはり3メートル固定と言うところだ。できれば距離だけは調節したいが、このままでも
十分使える。