Graflex 34Speed Graphic

グラフレックスの34スピードグラフィック、略して34スピグラである。私にとって、23クラウンに続く二台目のグラフレックスだ。
もともとは手札程度の9×12センチぐらいの乾板用だが、そんなフイルムはほとんど無く、あっても面倒だらけなので69判に改装した。

このカメラのバック部を69ホルダーが付けられるようにするわけだが、純正部品はまずありえない。あっても45用で、使えない。そこで最初は木で作ってみたが納得行かず、ジャンク箱を見ていたら、なぜかマミヤRB用のレボルビングバック部が出てきた。そこでこれを改造して取り付けてみた。

もともと67なので、レボルビングを外し、アパーチャーの両側を削ると、ぎりぎりで69サイズになった。これに遮光テープを加えてめでたく完成、ピントフードは以前に23グラフレックス用に作ったのがあまっていたので、これを流用した。



シャッターは独特の一枚フォーカルプレーンで、巻上げ時にはこのとおり光が当たるので、ボディーシャッターを使うときは、引きブタが必須という間抜けな仕様だ。しかし古い設計なので仕方ないだろう。基本はレンズシャッターでということだから。



周りにおいてあるのはこのために用意したレンズ軍団である。これらは元の持ち主で、オークションで知り合った、北九州の怪物・610氏のご好意で頂いたものが多い。



左からイギリス軍用レンズ(詳細不明)・ゴルツ、ダゴールF6.8-180o・ツァイス、プロターF8-168o
いずれもバレルである。



その他いろいろ、コダックのベス単や単玉ソフトレンズ、Fothなどである。ニッコールはこのカメラには無理なので、45の方に回す予定だ。

《試写》

試写はモノクロで確認のみした。レンズはフジノン150o、45用の定番レンズである。



シャッターの調整なども完了したので、次はレンズのテストを行った。
レンズテストの結果@はリンクから見ていただける。

ますます大きいフォーマットに傾斜してゆく自分が恐い(笑)


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