Graphlex Ciro35
シロと言えば、シロ社なのだが、そのままの名前でグラフレックスにOEMしたらしい。この時代としては標準的な35oカメラだ。50oF3.5のレンズに、別体型の距離計で、セルフコッキングではなく、エバーセットシャッターである。



はるばる海を渡って来たのだが、思いっきり汚い上シヤッターが動かない。
早速ばらした。シヤッターの上のカバーを外したときに、何か飛んで手に当たったようなかすかな感触あり、嫌な予感がしたが、ひとまずレンズ清掃シヤッター整備・・・
ここではたと気がついた、BとTが利かない。良く観察すると、ハーフコックで止まるべきシャッターレリースがすぐ戻ってしまうのはバネが一つ無いからだとわかった。先ほどの感触はこれが飛んだことによるのだ。
部屋中一応見たが、わからない。そこでそのままでも使えると閉めてしまった。大掃除の時には気をつけよう(笑)。



どこと無くコダックのシグネットに似ているのは、時代的な類似性だろうか。
この記事をみたtibikoronさんから詳細なスペックを頂いたので、紹介する。

資料によると1949年からオハイオ州デラウエアにあったシロ・カメラが作った。

シロフレックスが1950年まで生産され、それと入れ替わるようにシロ35の生産が始まった。レンズはウォーレンサックアナスチグマートの50mmのf3.5とf4.5がシャッターは1/200までのアルファシックス、51年からシロはグラフレックス社の販売チャンネルに乗せられて販売されたので「GRAFLEX,INC. ROCHESTER,NY.MADE IN USA」の表記がある。
グラフレックスのもとで販売されるようになり、レンズとシャッターの組合わせはいろいろある。


tibikoronさん、貴重な情報をありがとうございます。


何はともあれ試写した。結果は下の方のリンクからまとめてごらん頂きたい。



FUJI Cardia Travelmini Dual-P
カルディアシリーズのデュアルレンズ機、500円で救出したが、どこも壊れていないのですぐに試写することにした。



基本が28oで、レンズが一枚入ると45mmになる二焦点だ。フイルムを入れると先に巻き上げるのは最近のカメラらしい。あまり操作性はよくないがまあ普通のカメラか。

このカメラの試写は上のシロ35と一緒に下記にある。

《試写へのリンク》



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