オークション・ジャンク９台１２５０円の一台、フジカフラッシュデートだ。４０年代の何の変哲も無いファミリーカメラ。
特に壊れたところは無い。一応お約束で軍艦部やしたまわりをばらして清掃した。デートの設定はしやすいが、 年号は当に尽きている。
きれいな機体だが、特にインパクトは無く、ごく普通の（むしろ芋っぽい）カメラ、ピントは目測だが38㎜なら 被写界深度が深いので、心配あるまい。
即試写にでかけた。場所は岳南鉄道周辺。以下はわずか一時間で25枚撮影した中からだが、これがとんでもないものだった。
「Oh, I'm shocked, surprised! Amazing!」何というカメラだ。全て「ちゃんと写っている」しかもハイレベルで・・・
ＤＰ店には「一切調節なし」で焼いてもらった。結果は全てのコマがそろっている。ピントの悪いものなし。 露出の悪いものなし。発色全て良好。
目から三枚目の鱗が落ちた。ＨＩＲＯＡさんのフジカへのこだわりがわかってしまった。困った・・・
何も感想は必要ないだろう。結果が語っているから。