１２７フイルムを使う４４フォーマットカメラの代表格、いわゆるベビーローライである。
実は昨年来我が家の本棚に立っていた。ちょっと難ありということで、直そうかと思ったが、専用のツールが必要らしく、前板が外れないまま放り出していたのだ。その間、127カメラはいろいろ手に入れ、お気に入りに入ったソーヤーズマーク２など良いものが多いので、あえてそのままにしていたのだ。
しかし、先日2.8Ｃを頂いて、その描写にうなってしまったので、ベビーも気になってしまった。
そこで、しかるべき業者をと考えて熊本のひさなが光機を思い出した。ここは６１０さんのお奨めの会社で、リトレックの生みの親でもある。そこで修理を依頼したところ、とても安くて修理期間が短く、かつ良心的な修理で依頼した前板周りの修理のみならず、全体の点検までして（発送前に不具合を確認した部分で依頼したところ以外も）くれていた。おかげで完調になって戻ってきた。
あいにくストラップが無く、多少汚れているのでこれを改善するために、久しぶりでアンダーケースを作ってしまった。小さいので縫うのは大変だ。フードは手持ち部品を組み合わせて使える。これは本来１２０のＢＡＹ１用カメラのものである。
ケースの作り方は別途アップする予定だ。１２７フイルムはあまり市販されていないから、120フイルムから切り出すなど面倒がある。しかし、この大きさと描写はとても魅力的で、これから常に持ち歩く予感がする。
メーカーサポートが無いなど修理に困ったら、ひさなが光機は絶対にお奨めだ。実に誠実な会社だと感謝を込めて報告したい。
何はともあれの試写は下記にある。
試写へのリンク