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リサイクルファインダーの2と復活マクロ



 前回のニコノスのものは高性能だが大きく重い。もう少し小型のものが欲しくて610氏の作品を参考にして組み合わせてみた。
 単体ファインダーが有効なのは標準から広角に至る目測可能なレンズが基本。構造は単なる枠(フレームファインダー)は 別とすると、逆ガリレオ式が作り易い。ハーフミラー入りのアルバダは不可能だし、採光窓式ブライトフレームは35o距離計機 のものを流用するとしても大きすぎる。

 前玉に希望画角を取り込める凹、接眼側が虚像を作れるよう視度の合う凸という構成で、いろいろなンズから組み合わせと 口径と固定を考慮して考える。組み合わせは無限にあるが、特に広角用はなかなか希望のものは見つからない。



 今回採用したのは二眼レフの三枚玉のビューレンズのジャンクから。シャッターや絞りがないので組むのに便利だ。 前後を外すと中玉が強い凹レンズで、外した前玉を後に入れると必要画角とピントが得られた。



 レンズバレルはアルミのフイルムプレッシャープレートから切り出し、V字に加工したものに接着。適当なアクセサリー シューの足を作って固定した。上下左右をパーマセルテープでマスクして画面が見られるようにした。上下のパララックス を考慮して上下は少し狭くしておいた。



 ザーリァにジュピター12と組んでみた。見易くて運用に不安は無い。


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# Super-Multi-Coated MACRO-TAKUMAR 1:4/50



 いろいろジャンクボックスを整理していてバラバラのマクロレンズが出てきた。ペンタックス、SMCタクマーの 50o4.0マクロで、分解されているがレンズは揃っている。ヘリコイドが外れているし絞りリングやフォーカスリングが欠品 だが、組めば使えそうだ。黄色のところが外側のヘリコイドで、移動より回転を司る。この位置が意外に微妙だ。



 直進ダブルヘリコイドなので、ただ組むのもパズルだが、何とか無限も出るようになった。もちろんヘリコイドは 掃除してグリスアップしている。絞りは指標で小さな突起を動かせば使えるので、フォーカスリングは転がっていた ペトリのなにかを接着して廻しやすくした。



 持っていたSPにて試写してみた。フイルムは富士の業務用400







 1枚目はマクロとして寄ってみた。特に問題なくちゃんと写る。逆光も遠い景色も50oとしてきちんと写る。 このスタイルながら十分使える。儲かったかな。


Fevruary 2018


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