つれづれ写真帖 P20 山へ

正月三日は朝霧高原・田貫湖方面に出かけた。



晴天、風なし。ここは小田貫湿原



木道には人影は無く、天子岳から長者岳へ続くなだらかな稜線が目の前に広がる。



こういうのをたしか「池糖」とか言うのだと思うが、夜の間は凍っていたらしい。生き物の姿は見えなかった。



植林された人工林が近くに迫る。これと、高圧送電線が無ければもっと自然観が良くなるだろうと思う。こういう景色の近くに送電線があると、風情が削がれるのだが、経済の前にはそんなことは関係ないらしい。



暖冬の湿原は水が少なく、風情には欠けていたが、静かでのんびりした雰囲気が良かった。
7枚目はこの後に朝霧高原で写したもの。

ここまではマミヤフレックスC、65o・105o・180oにていずれもプレスト

色があると以下の通り。担当はオリンパスペンDとアグファヴィスタ100



園内の散策路、と言っても全部で200メートルくらいだ。





みやっち激写中。足の構えがなかなかのものです・笑





送電線が富士山にかからないところまで藪漕ぎした。富士山には月見草、電線は似合わないのだ。

今回のメインカメラはマミヤ6+ヘキサー75oF4.5である。壊れたマミヤ6にこれも壊れた戦前型のセミパールのレンズアセンブリーを移植したkanスペシャル。
同行したみやっち君は親友のご長男でもある。



出発前にみやっちのパパと世間話中のショット。顔は・・・やめておいた(武士の情け)



こういう場所も足元は柔らかい。




見事な桧の林だが、どうもね。



激写、と言うよりこの湿原の案内看板を後日のためにデジタルで記録中。





強い日差しに湿原と言うより草原に見える。



全てネオパンプレスト。
戦前のレンズだが、コントラストも諧調も立派なものだ。比較すれば新しいマミヤ・セコールにひけを取らない。645を66用にしたが、まったく問題無しだった。名レンズだと思う。

最後は満を持して登場の、リトレックビュー、ダゴール180o(610様より)。二枚目は中央部の拡大だが、これでも600dpiで取り込んだものを縮小したことになる。圧倒的な画質はやはり頼もしい。



朝霧高原、牧場地帯から。手前右側は牧場の施設と林の影で暗い。富士山はうっすらガスが出ている。日は傾いてもうすぐ暮れる。



一日中あちこち移動して、その割にたいして写さなかったのだが、良い空気を吸ってのんびり写真三昧は充実した一日だった。結局元日から三日間、写し続けたことになる。
みやっち家で蕎麦をご馳走になり、帰途についた。


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