つれづれ写真帖 P30 ノスタルジックチャリツアー


昨年暮れに絵日記に連載したもの。自転車で昔を偲びに出かけた。



セギワク(堰枠という意味だと思うが字は不明)近くの田宿川、鍛冶町の下、泉町の辺り

Super WestMat Presto (モノクロをカラーとしてスキャン)



今はコンクリートに覆われた、何の変哲も無い崖。
私が子供の頃には富士山溶岩の露頭で、湧き水が常に流れていた。学校帰りにここで水を飲むのが好きと友人が語っていたのを思い出す。



橋の袂には向かいあわせで同級生の家がある。
こちらは元はテーラーと美容院だった。今は誰が住むのやら、使われているかどうかも定かではないが、昔の面影は残っている。



向かいのヤンマーも同級生の家。この地域は農家が激減したが、仕事はどうなんだろう。付き合いの無い奴だからわからない。
道を挟んで川べり、橋の袂。下には田宿川。



水辺の小公園は人が少ないこの時期に改装中だった。
川の水が少ないので工事人に聞いたら、下流の草を掃除したら流れが良くなって水位が下がったとのこと。



岳南鉄道の小さな鉄橋。この袂に同級生の親が経営するM製紙があった。彼女は10年ほど前に急逝した。工場もいつの間にか閉鎖され、今は更地になっている。



昔と同じ顔の岳鉄が通り過ぎる。ラストページには何も絵が無い。
過去は過去、私は今を生きている。さて、明日はどこへ流れよう。

Thank you||



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