CANON Autoboy WT28>


このカメラは仲間のSCRさん(関西の鉄のドンとも言う)からオリンパスDCをいただいた時に、ゾロゾロついてきた一台だ(笑)




二焦点で28ミリと48ミリに切り替わる。これは28o状態で、メインのレンズそのままで、スイッチを入れてもレンズが飛びだしてこない。おそらくこれが基本の撮影状態だろう。




こちらは48oの時。後ろにコンバーターが入る。その分、レンズ全体が前に出る。
切り替えはスムーズでファインダーの視野も変わるから使い勝手は非常に良い。

残念ながらフラッシュのキャンセルができない。全体に大柄な台湾製だ。カウンターは回転円盤など、簡易カメラそのもので高級感はさらに無い。

《試写》

カメラに特に特徴がなく、壊れてもいないのであまり期待しないままテストしてみた。フイルムはいつものアクロス。



28o。反射をきっちり捉えているし、諧調のとびもなく立派なものだ。周辺まですっきり写している。



ワイドでも歪みは少ない。こういう場合は若干の周辺落ちがあり、画面のまとまりが良い。



48ミリだが立派な描写だ。オートフォーカスがずれたりすることはなかった。



48ミリで逆光気味を撮影。少しフレアーがかかる。周辺は多少甘い。右側のケラレの理由は不明だ。このカットのみの現象。

見かけによらずワイドでは実力がある。高感度フイルムでフラッシュの発光をできるだけ避けて使えば十分な力を発揮するだろう。オートボーイシリーズはなかなかの実力者ぞろいで、このカメラも手堅くまとまっている。
 

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