サン・ヴェルティオのセムフレックスは Made in Paris つまりおフランス製だ。持ち主の亜弥さんらしいおしゃれなカメラである・笑
このカメラは亜弥さんから、なんまいだーさん、ｄａｄｄｙさんを経て、私のところに一時滞在した。短い時間で写して、数日後には６１０さんに旅立った。
ＦＬＯＲの3.5で７５ミリと標準的なレンズ。きれいな感じだ。
クランク巻上げだがセルフコッキングではない。二重露出は防止されている。
左側には何も無い。露出と被写界深度計算板だけだ。
標準的な大きさだが、どこと無くすっきりしていて、さすがデザインの国と言う感じがする。
《試写》
柿田川でいきなりｄａｄｄｙさんから渡された。とにかく手持ちのリバーサルを入れて写してみた。巻上げがちょっとおかしくて、最初の方以外は空振りだった。フイルムはコダックのE100VS
どこかの掲示板ですでにごらんの方もあるだろう。深い色と描写だ。この大きさではわかりにくいが、大きくするとそのよさが伝わるレンズだ。
逆光にはちょっと弱い。フードは使ったから内面反射だろう。
とはいえ、人の肌の表現など実に繊細で美しい。
モノクロもアクロスで急ぎ写した。しかもこれは６１０さんに送り出すのに急いだため、フイルムを入れたまま送ってしまった。現像は６１０さんにお願いし、次の便で戻ってきた・笑
花見に来ていたおじいさんと孫。開放で写したがなかなか良い。カラーモード取り込み
フィルターなど何も使っていない。しかししっかりこんな感じに上がった。グレイスケール取り込み
短いテストなので言い切ることはできないが、魅力的なカメラだ。特にモノクロのトーンの良さは気に入った。詳しいことはベテランの皆さんの発表に待たれたい。
残りのモノクロは日記の掲載用に回したので、６月初め頃に数カットアップする。興味あればごらんいただきたい。