FUJI TW300U DATE & PANASONIC C-D800ZM



ご大層な型番だが、フジは手動二焦点切り替え(38-65mm f表示無し)で、パナソニックは38-60nn 1:3.8-5.8 という両端は良く似たカメラだ。どちらもオートフォーカスのオートカメラで、倍率変更は手動である。
ユキノフさん、みやっち氏とのミーティングでジャンクボックスから見つけた。テスト班が私ということになり、二台続けてテストした。

〔フジ TW-300U DATE〕



ちょっと大柄のコンパクトカメラ(笑)。特別なところは何も無く、レンズ横のシャッターを手で開くとオンになる。





焦点切り替えはレンズバレルの根元のリングがカチッと止まるまでまわすと完了する。当然ながら途中ではシャッターが切れない構造になっている。この操作でリレーレンズが出たり引っ込んだりする。このときにファインダーにもレンズが出入りして画角が変わる。機械的操作なので壊れにくいのはありがたい。

《試写》どちらも期限切れブレスト



中判のテストの脇で写した。結果はこちらの方がはるかにコントラストがあり、使える絵になった。



望遠側にて。なかなかシャープだ。



広角側にて。二人の話は釣果自慢であるのは言うまでない。右の人には鮎や鱒を貰っているので、私は彼の味方である・・・



望遠側だが遠すぎる。



面積で1/2にトリミングしてみた。これだけシャープなら十分だ。

〔パナソニック C-D800ZM〕



広角側。周辺落ちは明らかだがなかなかの描写。



さすがにハイライトは飛ぶが、これも立派なものだ。




近いところでもしっかりしたものだ。




望遠側。下は右下の拡大だが、コンパクトズームでこれだけ写れば文句は無い。逆光でもちゃんとした写真が写せる。

☆どちらも立派なものだ。色でごまかしの聞かないモノクロでこれだけ写るのは期待以上だ。コンパクトの過渡期の二焦点と、簡易ズームだが、それぞれ手抜きの無い描写に驚いた。いずれも露出制御は優秀で、コマはどれも揃っている。
この手のカメラを再認識できた。普通の撮影ではこれらの一台だけで十分に記録することが出来るだろう。


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