NIKON TW ZOOM



ニコンのOEMプラカメのTWズーム、以前にdaddyさんから頂いたのだが、残念ながらズームに難があり、35ミリでしか撮影できないので発表していなかった。

今回は無傷のものが手に入った。もちろんジャンクだったのだが、電池を入れたら全て正常作動した。取扱説明書まで手に入ったので、正しい使い方がわかった。



タケノコズームで、35−80mmである。この範囲できちんと使えれば大柄だが軽いし扱いやすいから、気楽に写すには最適だ。レンズはあまり明るそうではないが、まあ標準的なものだろう。しばらく使わないと勝手にスイッチが切れたり、連写できたりスローシンクロなどがついたりと、この当時の至れり尽くせりカメラである。ごついが質感は悪くないし、ホールドしやすいので使いやすい。



クォーツデートはまさに典型的仕様である。

《試写》

アクロスではなくSSを使ってみた。深い根拠は無いが、daddyさんの作品でSSに合うのではと思ったからである。



黒く見えるのは捨てられたテレビ、ここにピントを置いてみた。スキャン後に加工していないので、逆光補正(というよりスポット測光)されていることがわかる



隣のレーンのトラック。すっきりと表現されている



曇り空で暗い。トラックの速度は遅いのにこれだけぶれているのだから、絞り込む設定のようだ



80mmでの遠い景色。最高とはいえないが、良い描写だ。これも逆光補正は適切だ

☆突出したところはないが、きちんとまじめに作られている。オーバーでない露出には、ニコンがきちんと設定させたことがうかがえる。良いカメラだと思う。


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