CANON Autoboy TELE
オートボーイシリーズの二焦点タイプだは非常に売れたようだ。ジャンクボックスでは良く見かける。これは伊豆オフ会の時に見つけた。
特に壊れたところは無い。なかなか頑強と見えて、ジャンクボックスでも動くものが多いようだ。
背面のスイッチで40ミリと、コンバージョンレンズを使った70ミリに切り替える。鏡筒がせり出してくるのはユーモラスで、今のモードが良くわかる。同時にファインダーもレンズが出入りして切り替わるので使いやすい。
ソフトフォーカスフィルターを内蔵している。似合う被写体が無かったので使っていないが、その手の趣味(美白とか)の人には便利なアイテムだろう。モノクロ党の私としては、露出補正の方が遥かに役に立つ。逆光補正は押しにくくて使いにくいが、ともかくあるのは良いことだ。
《試写》
フジの400で試してみた。
フラッシュ規制がスイッチ切り替えなので、こういう撮影も出来る。結果はフラッシュの光よりスローシャッターの方が自然と感じるものだった。
日暮れ後かつ車の中からだが、とてもしっかりした描写だ。
デイライトシンクロはけっこう使える。
明るい赤は飽和気味だが、日陰の描写はなかなか良い。実用機として良くできていると思う。
FUJICA DL-20
このカメラには縁が薄かった。先のものもこれもともにBIN組長からの頂き物だが、先のものは苦労してレストアして、写し始めて2カットで巻き上げモーターが死んだ。今回は弱い廻りながら、一本写せたから勝ちだろう。
大きいレバー半回転で、レンズバリアーの開閉とスイッチのオンオフが切り替わる。
上はシンプルそのもの。ピントはゾーンの目測で、バリヤーを閉めると3mくらいのところに止まるフールプルーフがある。この方法だと開いてすぐに写しても、何とか見られる写真ができるという考え方のだろう。事実それで使ってまったく問題なかった。
斜めに開いたところからフイルムを入れるユニークな構造。使いにくくは無いが、慣れないと驚くかもしれない。
《試写》
モノクロでテストしてみた。
休暇旅行中の人。私と同世代だった。
フジノン38oとは書かれているが、F値さえ記載されていないいかにも初心者向きという外観とは裏腹に、多少周辺落ちはあるが良いレンズだ。