KONICA Acom-1

JFCの仲間、koyanoさんからいただいた。同じコニカのFPが不調という話をしたら、使ってみないかと同じマウントのFT−Aのボディーと一緒に送ってくれたのだ。どちらもしっかり動いているので、露出計の電池ボックスの端子が内部に脱落し、大修理の必要なFT−Aはマニュアル専用のサブとし、シャッター優先オートのAcom−1を使ってみることにした。



ついてきたレンズはヘキサノン52oF1.8である。以前使って、シャッタートラブルで満足には写らなかったが、発色など良い結果を残したものと同じレンズだろう。分解はきわめて簡単で合理的にできている。全ての面をすっきれ掃除することができた。



ヘリコイドがほとんど固着していて動かない。分解は容易だが、あわせ位置を出すのが面倒だと思ったら、あっさりこの通り露出するので、ここに油をさして少しずつ固着をはがし、掃除して給脂すると動き出した。まだ多少重いが実用の問題はない。



シャッターレバーがスイッチを兼ね、引き出すと露出計が動き、下のボタンで収納とロックをする。合理的な設計でとても使いやすい。



基本的にはFシリーズの後継機で、マウントが開放絞り値のアームなどで初期のマウントとは違っている。一眼レフのマウントはその進化に合わせていろいろ変化し、古いカメラを使うときに泣かされる元だが、まあ仕方ないことでもある。

《試写》

ネオパンプレストにてテストした。先に結論から言うと、このレンズは気に入った。ヘキサノンノ柔らかいがしっかり芯がある感じがする。これで35oがあれば今後も使うことになるだろう。





1.2.3ともガソリンスタンドにて



幹線道路の信号待ちで。急いだので手ブレしているが、それでもしっかりした描写だ。



恒例の「茶畑に富士」。遠景もしっかり描き出してくれる。C35などと良く似た、北の空が暗く落ちるヘキサノンらしい描写だと思う。もちろんフィルターなどは使っていない。


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