Bayreuth Goldeck>


610さんからいただいた部品セットの中にあった66沈胴式目測カメラである。ボディーにGoldeck、レンズの周りに Bayreuth Steiner 1:4.5-75 横にGeramanyとあるからドイツ製であることは間違いなかろう。この件について東西線氏から、「レンズのところにありますねえ。ワーグナー聖地のお名前が。 昔々、音楽祭の土産に売ったのでしょうか?(まさか)」という怪しげな解釈があったと追記しておく・大笑



メーカー名と思しき、Bayreuthドイツのバイロイト、Goldeckもオーストリアの地名なので、何がなんだかわからない。まあ有名ブランドでないことだけは確かだ。構造的にも高級な部分はなく、目測の家庭用カメラだと思う。()
シャッターが開かなくなっていたが、単なる粘りであっさり解決し、給油してメンテナンス終了だ。あまりに簡単なので写真を写すのを忘れていた。




66だけで、645の機能はない。やりたければマスクを作り、裏蓋にもう一つ穴を開ければ簡単だと思う。

《試写》

全てネオパンプレストで行った。



ボラードの質感が良い。中央部はしっかりした画像だ。



シャッターがレバーで押しにくく、このように手ブレに注意しなければならない。



灯台が水に反射している。意外なほど諧調が豊かで、白く飛んだりしていない。フィルターやフードを使っていないが、内面反射は予想に反して少ない。



海岸で蜜柑を食べていた人たち。絞りは22で1/200秒だが、どこかフレアーっぽく周辺は随分画質が落ちている。掲載していないカットでは、絞りを開くと三枚玉らしくバックがグルジルになる。(東西線氏より「三昧玉(タイプミスにあらず・爆)らしくバックがグリグリになる」と訂正あり)
簡単な機構なので、それほど期待していなかったが、意外な結果だった。距離計をつければお散歩カメラにも良いと思う。もちろん明るいところなら距離計は不要だ。ブリキ製でとても軽いのが良い。カメラは写してみないとわからないものだ。

ご本家610さんよりデータを教えてもらった。


GOLDAMMER(Gerhard Goldammer,Frankfurt)

Golda 1949 35mm これはRF機です。

Goldeck 1960 6×6 これですね。
Goldeck 16 1959 C マウントのレンズ交換できる16mmカメラです。
Goldix 1950 4×4 GuGo 1950 6×6
 ウエルタ ペルレ JR に似ている簡単カメラのようです。
ちなみにこのカメラはオーストラリアで発掘しました。


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