1010

ファーストカット。何はともあれ写っていた。



大きい写真

中央部

次に1/1000秒を試したが、これは無理そのものだった。





右端の柱にピントを合わせた。少し前ピンだが開放なので実用上はほとんど問題なし。しかし、これもわずかに修整して完了とした。



テッサーの描写。残念ながら下の方に露光オーバーがあり若干トリミングした。どうも幕速が不安定のようだ。



これは追加のコダックでの描写。鋭さより諧調というレンズだ。ほとんど絞り開放としてはボケも悪くない(このカットのみアクロス。他は全てトライXプロフェッショナル)



コダックの描写。これもやはり下に問題があり、トリミングした。細部の描写はさすがである。



アグファにて。これは完全に幕が不安定で、極端な輝度差がある。大幅トリミングしてみた。

以上の通り、まだまだ調整が必要だが、使っていてとても面白い。ピントグラスが大画面で、何を見ても絵になってしまう。その辺がちょっと恐いがこれは使える。

610さん、まだまだ手直しが必要ですが、これは使えます。大変面白いものをありがとうございました。

《追記》

シャッター周りの整備をした。シャッター先幕がバック部と干渉し、時々画面が半分になっていたので、干渉する部分を直し、下の方に出るシャッターチャージした時の光の回り込みを防ぐスカートを儲けた。




まだ多少下にカブリがあるが、シャッター走行を考えればこの辺が妥協点かもしれない。もう少し煮詰めてみるつもりだが、実用上は十分だろう。3枚目はトリミングしている。




----------------------------------------------
1011 スペシャルルビーA

1010を参考にして、完全に自分で直したスペシャルルビーAである。
これは横も限界まで広げて、あと少しで4×5というところまで拡大した。それで、1011つまり縦10センチ、横11センチなので1011である。まだ光漏れ対策などは完全ではないが、ともかく使える。私の定番、田子浦港でいきなり写してみた。少なくとも一応写る自信はあった。



ファーストカット、私の前の人が写したのはいつだろうか。おそらくそれから数十年だろう。逆光だが特に破綻は無く、自分の手ブレのほうが目立つ。シャッターを切るのにも技術がいるカメラだ。アクロス



波の描写や遠景の伊豆半島は良く出ている。現像ムラがあるが、画面下部はシャッター上部からの光漏れか。少し対策が必要だ。トライX



タコ釣りの老人。これでも22に絞っている。実絞りのおかげで写す直前の景色はほとんど見えない。おかげで横顔になってしまった。トライX



タコ釣りのお兄さん。ひざに抱えてだがシャッターを切る瞬間動かれてしまった。画面下部の横一線の光は何ゆえか不明。トライX

大きな問題は無く、今後スナップに威力を発揮してくれるだろう。このカメラだと相手も緊張感ゼロ、お話しながら写すのにはなかなか良い。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

《実用テスト》

ということで、各部の仕上げと調整をして、実用にスナップしてみた。場所はいつもの中央公園。



彼らのカメラで写す代わりにこちらも一枚。



新型の噴水ですね。



ほぼ開放で実験



まあいわゆる自転車の曲乗り。動きが早いので前ピンになってしまった



自転車のライダー、見かけと違って気さくだった



ピンをあわせたところにこの人たちの子供が自転車で通りかかるのを写そうとしていて暴発。何を写しているのか意味不明・笑

この時写した6カット全てです。私の的には1/6の確率でまともなものが写っています。
しかし、ここまで使えれば実用と言っていいかも。カブリや光線曳きはなくなり、シャッター速度は遅めだろうと、絞り込んだら少しアンダーなので、しっかり速度が出ていると判明しました。

レストアメニューに戻る

戻る