KONICA Fantasio 80

ほとんど現行品のプラカメ(当社比)を使ってみた。コニカのファンタジオシリーズの一つ、Fantasio 80 である。



平均的スタイルのズーム付コンパクトカメラ、軽く持ちやすいが材質感はあまり良くない。いかにも簡単なカメラですという感じがする。



35−80mmと2倍を少し越えるズーム比。このシリーズにはいろいろのズームが価格によって設定されていたようだ。このカメラはほぼ中間のグレードで、あまり無理の無いズーム比だ。



とは言え、タケノコはこれだけ伸びる。このスタイルはぶつければ確実に壊れるしなじみにくい
モードはいろいろ選べるので、ちゃんと設定すれば勝手にフラッシュという間抜けは起こらないが、オフにすると次はオートモードに戻ってしまう。フラッシュは明確なスイッチが望ましいが、これを主に使うユーザーは暗ければフラッシュが当たり前なので、独立スイッチでコストアップは避けたのだろう。こういうカメラのおかげで撮影禁止の施設が増えたのかもしれない。

《試写》

先般妻に渡したカメラ(RICOH LX55W)は近距離が使いにくいとクレームがあり、これを廻すことにしたので急いで一本写した。フイルムはコニミノのJX100で自家現像だから、色については不問に願いたい。







ほとんど広角側で写した。こういうカメラで望遠側のアップというのはレアケース、スイッチを入れたらそのまま写すというスタイルで通してみた。まあそこそこの解像力で、サービスプリントなら明るいところの問題はまず出ないだろう。
もちろん、これで大きな景色を写そうなどとは思わない。無限遠はあまりすっきりしないからである。

記念写真カメラとしてはまずまずだと思う。ただ、その用途ならコンパクトデジカメが得意とするところで、画質も上なので、レーゾンデートルは希薄か。


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