FUJICA RAPID S



消え去った規格、ラピッドフイルム。アグファの提唱で、35oフイルムを流用しながら、装填が簡単で巻き戻し不要のシステムとして推奨された。しかし、一時のブームはすぐに去り、コダパック(126)などと同様、忘れ去られた規格である。

今回は仲間のBrownyさんよりカートリッジを先に頂いてしまった。手元にあったはずのラピッド規格のカメラが見つからず、捨値で出ていたフジカで一先ずテストすることにした。







とにかくシンプル、フイルムは100で感度固定、固定焦点、曇りマークで1/25秒になるだけだ。

《試写》

ラッキー、SHD100にて試写してみた。長さがわからないので適当に重くなるまで差し込んだが、長さはほぼ当たりだった。



車の中から、信号が変わって発車直後で相手も動いている。やはりピントは数メートルか



近く(50cmくらい)も相当にピントに入っている。絞り込まれているのがわかる



2メートル程度。ピントの山があるような無いような、不思議な描写だ

☆簡単すぎて悩むことが無いのがむしろ不安なカメラ。しかし「何があるのか」はわかる。最低限のカメラの役割は立派に果たす。
ラピッドは思っていたよりスムーズで、枚数(16カット)不足以外には不満はなかった。24oスクエアは不思議な感じで、もう少し広角なら使ってもいいなと思わせるものだ。

面白いカメラを使うチャンスを与えてくれたBrownyさんに感謝!!!


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