PENTAX ESPIO140
PENTAXのESPIOは最近まで続いたコンパクト機だ。タケノコズームがいろいろあるが、これは35−140oともっとも長い方である。
仲間で一流写真家の會津さんから頂いた。お知り合いが大量放出したのをおすそ分けということだった。
ちょっと前のズームつきコンパクトそのものという面構え
お見事というほど良く伸びる。この状態で写すのはちょっと勘弁して欲しい(笑)
このシリーズの共通ファンクション。スローシンクロや夜間撮影などいろいろモードがある
液晶モニターがあれば、コンパクトデジカメそのものという感じ
勿論どこも壊れていない。フイルムを入れれば即撮影可能のきれいなものだ
《試写》
テスト撮影はSCRさんに頂いたefke KB50というモノクロフイルムだ。感度50は140oには厳しいので、逆にその能力がわかると期待した。
35o状態ほぼ最短距離
140o
35o
35o
おまけで、ネガカラーフイルムの反転現像(色補正前)(雑な補正後)
緊急避難でもあまり使えるものではない。ネガカラーのまま使うのが正しいと納得
☆驚いたのはどの焦点距離でも一応使えることだった。もちろん大きくしてみると細かい解像ではなく、画像のエッジが立つことでシャープ感を出すレンズだが、広角側も望遠側も十分実用範囲のピントがある。つまり、ファミリーカメラとしての要件はきちんと備えているということだろう。手ブレさえ注意すれば、140oの引きつけ効果は大きい。
使える道具である。
會津さん、大変ありがとうございました。