これはＳＣＲさんに頂いた。壊れたのはあるがまともなものには縁が無く、プラカメなので無理して集める気も無いまま現在まで未体験であった。
あるところにはあるもので、ＳＣＲさんはこれの色違いを全て集め、スペアまであるのだから凄い。見上げた物欲である。この方に対抗できるのは・・・仲間の中にはゴロゴロいるのであった（笑）
これはもちろんちゃんと動く。フラッシュがチャージしないのは使わないので全く問題ない。暗くてぶれてもボケても明るさが表現できるから、私は出来る限りアベイラブルライトで写すと決めているのだ。その場に無い光を作るのは違うだろうと思う。
（記念写真は全く意味が違うのでフラッシュは使う）
ＥＦ３はコニカのＣ３５シリーズで手動チャージ、目測カメラの最後の方に位置する。フラッシュ組み込みとプラスチック多用ながら、ＥＦの外観の野暮ったさとは異次元の洗練したものだと思う。実にすっきりしていて良いデザインだ。今持ち歩いても全く違和感が無い。ゾーンで目測し、巻上げてシャッターを押すだけなので、距離計に神経を使う必要が無く、リズムの良い撮影ができる。レンズは３５㎜２．８と非常に使いやすいところにある。ヘキサノンとまだ書いているので期待してしまうのだった。
上には巻上げとレリーズボタンとカウンターのみ、実にすっきりしている。
ウラブタを開くと巻き戻しレバーが跳ね上がり、フイルムの出し入れが非常に楽だ。細かいことだが実に良く出来ている。ただし、下からダイレクトに巻き戻しなので回転方向が左になるから、慣れないとまごつくかもしれない。
《試写》
期限切れのトレビ100Ｃの自家現像なので、色は相当補正している。あくまで参考程度と見ていただきたい。
☆色は青転びなのでわかりにくいが、Ｃ35シリーズ特有のドラマチックなレンズだ。見た通り周辺落ちがあるので、基本的には日の丸構図が合うカメラだが、それがきちんと来る。二枚目は正面に太陽があり、三枚目は極端な輝度差があったのだが、それでも何とかしてしまうのは非凡だ。ファミリーカメラにヘキサノンを名乗るレンズをつけているが、こけおどしではなくヘキサノンそのものだと思う。
ＳＣＲさんに感謝！