MINOLTA αSweet S

このカメラ、メインページ15万ヒット記念でハイマチックEを贈った”みのる太”さんから返礼に頂いた。海老で鯛を釣ったような、どちらが得したのか実は良くわからない・笑



少し前まで新品として売られていたカメラだから、絶好のコンディションだ。







90年代の普及型一眼レフとしては一通りの機能を持っている。特に高速シャッターや連写が速いなど、いわゆる高級機の機能は無いが、最大の特徴は軽いことである。
付属されていた28−80mmズームも軽い。この状態で     グラムは思い金属製と比べたらボディー分軽いと言うことになる。一日持ち歩き写し続ける時など、この軽さは大きなアドバンテージだ。

手持ちのほぼ機能が似たα303iとの比較では、ファンクションが少し多く、軽い他はほとんど変わらないと感じた。質感はちょっと劣る。





このクラスのカメラは標準系と望遠系のズーム二本と共に売られることが多く、運動会などまで考えれば長いズームも必要かもしれないが、私の用途では90パーセントはこのズーム範囲で間に合うから、レンズを交換することは無いだろう。したがってマウントの材質が何であれ、精度があれば全く問題ない。実際に使ってみて不満は無かった。



いろいろのモード変更がわかりやすく、マニュアルが無くてもほとんど困らない。実際にこれを使う人が絞り優先やシャッター優先、いろいろな撮影モードなどで使うかどうか。ほとんどがプログラムモードだと思うが、使いたい時に直感的に大事な変更がわかるのは良いことだ。

《試写》

ネガカラーはDNP400、モノクロはARISTA Premium 100 を使った。













☆焦点距離や被写体、光線条件などいろいろ写してみたが、破綻したものはなく、全てきちんと使えている。モノクロが予想以上に良いのに驚いた。ウエブで見る限り十分な画質で、四つ切程度ならしっかりした絵になる。AFはフラットな被写体だと迷うが、マニュアルにするとファインダーでピントの山が見やすいので、立派に実用になる。3.5-5.6と比較的暗い玉だが、ミノルタのファインダーは良く出来ている。アキュートマット(明るいピントグラス)が他社にも採用されたのが納得できる。

あえて欠点を言うなら、仕上げ材料がプラスチックで色に高級感が無い、AFが鈍い、設定しないと勝手にフラッシュが出てしまうなど、普及機としての価格による性能限界や撮影条件の設定によるものなので、使っていて不満は感じなかった。家族の記念写真などファミリーユースには何の不満も無いだろう。実に良いカメラである。

《謝辞》

みのる太さん、これは押さえのカメラとして非常に使いやすいです。良いものをありがとうございました。
銀塩カメラとモノクロ写真存続のため、これからもお互いに写し続けましょう!


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