FUJI Clearshot S



フジのクリアーショットS、K-1さん、daddyさん、SCRさんがいろいろ報告されている話題の現行カメラだ。
原産地は中国で、いろいろな外装や名前で出ているが、ほぼ同じ機種と考えて良さそうだ。



オープン価格だが、3000円強程度で新品が手に入る。もちろん保証書付の製品だ。これはそのパッケージ



意外に使いやすいケースと、スペリア・ビーナスまで付属している。使い捨てカメラよりはるかにお得である。



説明書は一枚を折りたたんだ簡単なもの。



スペックはこの通りで、シヤッターは単速だが、26oレンズがついている。フルオートは単四2本で作動する。









《試写》

ネガカラーは付属の富士ビーナス400、モノクロはアリスタプレミアム100で行った。ただし、ネガカラーの三枚目はコダックの業務用100にて。













☆シャッターが1/70秒固定だから、被写体ブレは止められないが、多くの機械式シャッターで1/125秒がこの程度のものはよくあるから、実用で困る場面は少ない。フラッシュを使わなくてもほとんどの用途で使える。最短距離が1メートルなので、絞り込んだとしても接写は不可能だ。数メートルの距離で人物の記念写真に使うのが基本だろう。

しかし、簡単カメラなのに無限遠もそこそこ出るし、周辺落ちが少なく、十分鑑賞に耐える画像が残せる。倍率が低く反射で見難いファインダーなど欠点はあるが、電池を入れても200グラム程度なので常にポケットに入れていても苦にならない。使える時にすぐ写せるのは大きな長所だ。昼間は100、夜は400のフイルムと使い分ければ定価が10倍以上のカメラと互角に使える。現行 製品で保証も受けられる。銀塩カメラの生産が年間で数仙台程度まで落ち込んだ現在では、これも貴重な存在だろう。

☆皆さん、面白いカメラをご紹介いただきありがとうございます。確かに使えますね、合言葉は「一家に一台」でしょう(笑)


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