MEOPTA Optineta

メオプタ社の目測前玉回転式35oレンズシャッターカメラ、オプティネッタは先日東京に出かけた時に新宿で見つけた。名前だけはかすかに聞いたことがあるが、現物ははじめて見た。保証無しの一応動くだけと言うものだったので、安かったから手に入れた。



興味の中心は、この Belar 45mm 3.5 である。暗いレンズだが、名レンズ「メオプタのベラー」はフレクサレットで経験しているので、この長さではどうなのかというものだった。

レンズの名前はアナスチグマート、クロマートなどは機能そのものを指すからいろいろなものに使われるが、多くは各メーカーがレンズ構成などを元に勝手につけている。最近では「バリオゾナー」何ぞと言うわけのわからない噴飯もののネーミングもある。「テッサー」など名前だけではもはや全く性能がわからない。このベラーも写して見なけりゃわかるものではないと思った。

どこも基本的には壊れていない。前玉のイモネジの3本のうち2本が頭が飛んでいて、リングがグラグラするのは困ったものなので、試写で問題なければ軽く接着して固定しようと考え、清掃して何はともあれ写してみることにした。









《試写》

あいにくいつものアクロスが巻いてなかったので、ラッキーのSHD100を使ってみた。









二枚目は絞り開放(と言っても4.5)

☆ラッキーでこれだけしっかり出るとは驚いた。正直なところ、目測でもあるしもっと曖昧な表現になるかと思っていたのだが、良い意味で裏切られた。目測をきちんとすれば立派なものだ。3.5と暗いレンズだが、シャッターは1/400秒まであるから、400のフイルムで絞ればピントの不安は全く無い。さすがボヘミアレンズである。


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