YASHIKA ELECTRO 35 MC

1970年代にこのカメラが売り出された。エレクトロ35は良く写ると知っていたが、大きくてレンズ交換も出来ないから興味なかった。このカメラはなぜか気に入って新品で買った。安月給でも手が届く廉価カメラだからと言うのもあるが、一眼レフのサブとしてゾーンフォーカスで露出はカメラ任せ。しかし、エレクトロらしく絞り優先EEはパンフォーカスの記録用としてとても便利だった。



10年くらい使った頃、兄がカメラが欲しいと言うのでプレゼントした。いろいろ写したようだが、いつの間にか処分したと言うことだ。最近になってちょっと懐かしくなり探していたら、プー博士からシルバーのとてもきれいなものが飛んできた。



40oの2.8はゾーン用にチューニングされているようだ。2.8あれば明るさは十分だ。普通の用途では400のフイルムを入れておけばまず困ることは無い。



エレクトロ共通の妙に光るメッキ



フイルム感度の設定がレンズバレルになったので、フィルターの倍数など気にしないで済む。上部はすっきりしている。





指定電池は4LR44と現行なので使いやすい

《試写》

ネガカラーはコダックのGOLD400、モノクロはARISTA PREMIUM100







ネガカラーは私の現像なのとスキャナドライバーがおかしいので色は不問に願いたい







全て露出補正無しだが実にしっかりした露出だ。さすがにエレクトロ35を名乗るだけの事はある。ゾーンフォーカスの簡易カメラだが、無限遠まできちんと出る。実用としてなんら問題の無い完成度の高いカメラだ。
お散歩カメラにローライ35を揚げる人が多いが、私はMCの方が好みだ。使いやすく写りも決して遜色ないから。

プー先生、いつもありがとうございます。当分楽しませていただきます。


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