ROLLEIFLEX SL26

私は126カメラは未経験である。スクエアには興味があるが、フイルムが消えて久しく、詰め替えてまでとは考えられないので避けていた。



ありがたいことに、仲間の m_hashさん から、フイルム込でお借りすることができたので、今回報告できることとなった。





距離指標とピントがずれていると言うことなので、まずはピント位置の確認(シャッターをバルブにして開いた誤、レリーズでその状態を保持してウラブタを開くこと)フイルム面とペンタプリズム側のずれについては特に問題なし





前玉回転式なので、三本のイモネジで距離指標が外せ、ズレの修整ができる。ごく小さな位置決めピンがあるので落とさないこと





126フイルムは110の兄貴分だから構造的にはほぼ同じだ。何回か捻るとばらせるから、一応再利用は可能だが、合口はごく少ないので光洩れ対策にはテーピングが必須だろう。

35oに詰め替えられるのだが、残念ながらこの機種はパーフォーレーショが巻上げ止めとシャッターレリーズの解除をになうので、パーフォレーションを正しくあけないとつかえない。借り物を改造するわけには行かないので断念した。(パーフォレーション検出ピンの先を切り落とせば、位置はずれるだろうが使える)

《試写》

ドイツのADOX200にて試写した。現像は自家なので色は参考程度に見て欲しい。



ガラスに挟んでスキャン(リバーサル設定)してみた。こまはきれいに揃い、さすがローライだ。







さすがローライ、周辺まで問題ない。平面性はちゃんと出ている。上部の色むらはフイルムの劣化によるものだろう。

☆ちょっと厚みはあるがとてもコンパクトで、質感はとても上質で使いやすい。前玉交換式のレンズシャッター一眼レフという凝った複雑な形式を、ワンタッチで考えずに使えるフイルムと組合すとはとも思うが、このフイルムで写せる最高機種で、それなりの結果が出せるカメラだと思う。フイルムさえあれば楽しいカメラだ。

m_hashさん、楽しいカメラをテストさせていただきました。大変ありがとうございました。


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