JFC仲間のＦＢＣさんから頂いた。二台あるのでちょっと難ありだがということだった。
巻上げがちょっと渋ることがあり、フラッシュが出ないということだがフラッシュは使わないから問題なし、巻上げは端子を掃除したら特に問題なくなった。
色はこの上下の中間くらいか。
ハーフカメラの最終形態の一つで、オートフォーカス・自動巻上げ・ＤＸ対応でフイルムを縦位置に装填するから、横位置撮影派の私には極めて使いやすいカメラだ。ハーフに24㎜と気合が入った広角だ。
ファインダーは左端にあるが、倍率が低いので、右目で見る人には使いにくいだろう。左目で見る私には違和感が無い。ただし、もう少し高い位置の方が使いやすい。
オートローディングではなく差込なのが過渡期を感じさせる。京セラのサムライシリーズほど自動化しているわけではない。
《試写》
ネガカラー作品はあちこちで見ているので、プレストで試してみた。
☆遠景はちょっときつい。絞り込んでもそれほど改善しない。中間距離は問題なく使える。至近距離でも十分実用になる。
トーンはいかにもヘキサノン、深い諧調でしっとりとした絵になる。景色を写すのはちょっと苦手だが、記録用としてどんどん写すのに適している。レコーダーという名前に相応しいカメラだ。
見かけより大きく重いので、手ブレはには強そうだ。構える時にファインダー位置がわかりにくいが慣れれば問題ない。このファインダー一のおかげで、パララックスは左右だけ。
コニカらしくハーフでもきっちり作りこんだ意欲作と見た。
☆ＦＢＣさん、予想よりずっと使えます。良いカメラをありがとうございます。
August 2012