MAMIYA6 K Sekor



Kzさんから依頼のマミヤ6、基本的な三台でそれぞれセコール・プロミナーなどがついていて、それぞれシャッター不調だったり レンズ曇りだったり、外観が痛んでいたりしたので、まとめて一気に処理した。代表でセコールつきKの整備を報告する。

 後玉が曇っているというものだが、カビではなく付着した油が変質していたので清掃した





 シャッターも三台とも整備。変形は無いので全て清掃・給油した。特に問題なくすっきり動くようになった。マミヤ6のシャッターは 時にリンク周りで引っ掛かりが起こったりするが、その点には問題なく、きちんと動作する



 ファインダー周りも清掃。長く作られたカメラなのでいろいろ違いがある。基本機能は同じだが、分解は3種類くらいのバリエー ションがある。注意しないと巻上げ部のバネが飛び出したりするので、きちんと観察が必要だ。





 シャッターにもいろいろな形式あり。デッケル・コンパータイプのセイコーと、プロンタータイプのコパルなどが混在しているが、 右に廻してチャージ、レリーズはその下で押し下げという所は共通している。



 同時に整備したマミヤ6三台と、前回報告のイコンタ、それにパールをまとめて、蛇腹と外装の整備













《試写》

 アクロスにて実施(イコンタと同時)









 66らしい落ち着いた描写で、近景も遠景も文句なし。記念撮影にも十分使える。

☆マミヤ6はフォールディングカメラの傑作である。確実なピントが期待できるバックフォーカシング、無理に小さくしていないので どこにも窮屈なところが無く、大きさと重さはある程度あるが、肩が凝るほどではなく、きちんとホールドできて66らしい結果を もたらす。レンズはいろいろあるが、それぞれ立派な描写で文句なし。つまり、傑作なのだ。


☆定番カメラ、安心して使えます>Kzさん


October 2015


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