Meopta Flexaret
初見参のチェコスロバキアのカメラ、フレクサレット。Idaさんのお勧めでヤフオクで手に入れた。
絞り不動のジャンクということで、非常に安く手に入ったが、外観やその他の機能の異常は無い。風呂で垢を落として、さてレストアと鏡胴を外して見た。
矢印のところのネジがポロッと落ちてきた。ここも含め、シャッターユニットを裏から支えるネジが緩んでいて、絞りリングが回せなかったのである。これで終了後はベタベタのオイルを拭き取って組み立てた。
これはレストアといえるレベルのものではないが、これで安くなっていたのはラッキーということだろう。前の人が必死に外そうとしたと見えて、鏡胴を支えるネジのカニ目は傷だらけだったし、油まみれではあったが、機能としては問題ないのでそのまま組み立てた。
居ても立ってもいられず、翌朝すぐに試写した。以下はその結果である。
《試写》
定番の港ではなく、広見公園とその周辺なので比較しにくいが、モノクロはT-Max、リバーサルはRDPだ。
私にはとてもよい描写だと感じる。ピントやコントラストはもちろん、モノクロでの独特の雰囲気、RDPがどぎつくならない発色、すべて気に入った。今まで私がレストアしてきたブローニーフォーマットの中で、一二を争うものと感じる。ご覧になった皆さんの感想を伺いたく思う。
Idaさんありがとう。ボヘミアンに参加いたします。
MAMIYAPRESS
しばらく使っていなかったマミヤプレス、おかげでシャッターは粘り、ファインダーは曇っていたのでお掃除とモノクロ試写をした。フイルムは使い慣れたトライXで、モノクロは20年ぶりかな。
特にレストアというほどでもない。この手のカメラにとっては普通のメンテナンスだろう。
《試写》
フレクサレットと一緒に写した。同じ場所でも印象がずいぶん違う。広角は50o、望遠は150oを使った。
つくづく「マミヤの中版カメラは職業写真家の・・・」という言葉が理解できる。とにかく信頼性の高いカメラだ。これでカラーの発色に癖が無ければ文句なしだが、無理な注文だろうか。もちろん、普通で言えば、カラーも文句なしなのだが、私としてはもう少し渋い色が好きという意味である。
☆2007年に610さんよりいろいろいただき、これをレストアしたので記事として追加する。
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