KODAK Brownie No.2
120フイルム、いわゆるブローニーフイルムはこのカメラのシリーズが最初に使ったそうである。
九州の手作りカメラ名人、610さんより頂いたものなのだが、外観のチープさでしばらく写す気にならず、放り出していた。
最近ラピッド・レクチリニアー(RR)やアンスコの古い物などを通して、外観と写りの違いを悟り、試写してみることにした。



まさにボックスカメラ、前か後か良くわからない。これが前の部分で中央の丸いフタがシヤッターそのものだ。



丸い円盤が1/4回転してスリットシヤッターの役割をする。この構造なのでレバーは押しても上げても作動する不思議な構造だ。
丸い絞りが合計三段階の露出制御、シヤッターにはバルブとインスタント(1/50くらい)しかない。距離調節はなく、縦横二つのファインダーを持っている。清掃と注油で完調になったが、バネなどしっかり生きている。最近のものより耐久力は単純で、材質が良いから高いといえよう。



名前は外に一切無く、裏蓋の内側にある。今のロゴだらけの下品なカメラより奥ゆかしい。

《試写》

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《試写へのリンク》

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