NIKON F

200o



使い慣れない望遠だが、しっかりした画像だと思う。

55oマクロ



あまり硬くなりすぎず、自然な描写だ。

20oはワンカットだけ、その他モノクロはすでに発表しているので。



先日のコニカ・わいわいワイドと同じカットだが、プリントの格はやはりずいぶん違う。細部までしっかり描写している。

今回、紅葉撮影をきっかけに持ち出したのだが、やはり私には使いやすかった。慣れというものだろう。



FUJICA DL100
ニコンFと同行したフジカDL100、うっかり裏ブタを開けてしまい、残った7カットのみ。

プリントからスキャンしたものと、ネガから反転で取り込んだものを並べてみる。
まずプリントから



ネガスキャンしたもの。無調整で取り込み、ベースにあわせて色やコントラストを直した。



正直な感想

プリントからのものは色がすっきりしていて、ピントも良く見える。よく見るといわゆる「エッジが立った」という感じだ。最近のデジタルラボの威力で、物の境界がくっきりしているので、ピントが良く見える。カラーバランスも自動的に直っていて、自然な感じがする。しかし、デーライト用のネガカラーの特性は再現していないように思う。今回の撮影は雨が降る直前と、西日で弱い光だったから、このようには見えなかったと思う。ネガからのものはどんよりした空模様や弱い西日を感じさせ、写真としてのできはともかく、記憶に近い色だ。

取り込み後の操作で色や輝度、コントラストは変えられるし、実際に自分で引き伸ばすときにも印画紙の諧調を選び、フィルターワークで色調を直すのだから、レンズの特性はカラーでは判断できないと思う。モノクロで一定条件で引き伸ばせば見えてくるものがあるが、これとて横一線での比較は難しい。良いレンズか否かは、結局使う人の感性で判断するしかないだろう。

もちろん、単純な色特性や収差などは数値化して比較できるが、その結果が良いものが、必ずしも良いレンズとされていない事実は、官能という点で人間が入る余地があるのかな、でもデジタル修正できるのだから、ウエブでの写真は参考に過ぎないのかな、と感じた。

難しいものだ。


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