ハーフケース製作


気に入ったカメラは大事にしたい。私は普通ケースは使わないが、キャノンデミはアルミの最中できわめて へこみやすい。そこでプロテクション重視のハーフケースを作ることにした。



最初に考えたのはボール紙の芯に化粧用の皮を貼る構造。ほとんどのメーカー製はこの方式なので、材料を 探したら、洗剤の箱がむいているとわかった。表面にコーティングがあり、湿度に強く強度がある。 適当な弾力とある程度変形可能なのでこれをよく洗って大体の形にした。

 

形が切れれば、カメラに合わせて継ぎ合わせ、上に皮を張る。上下を折り込んで貼れば一応完成だ。
底は別に切って皮と張り合わせて二重構造にして強化する。



完成図。しかしどうも気に入らない。仲間の”東西線”氏から「こんな不細工なものを作るな」と 評価されるのは必定。反省して第二号は厚い皮だけで作ることにした。


ナイフシース用の5mm牛皮、採寸と切り出し後の状況だ。既に針目は専用工具で切ってある。



縫いあがった。2時間ほどかかったが、強力な麻糸で、八の字縫いで仕上げた。久しぶりなので 試行錯誤の連続だった。カメラをラップして皮を水で濡らし、ウエットフォーミングする。



形の完成。この後着色(オイルステインでアンティーク調にした)し、保革油で磨くと出来上がり。



結構質感が良い。JFCの面々の評価が怖いが、使えると思う。いかがだろうか。



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