フイルムの巻き方

モノクロ現像で、リールにフイルムを巻くのは第一の難関だ。特に120フイルムとキング・パターソン(とそのコピー品)のリールは難関なので、解説しておこうと思う。
必ずいらないフイルムを準備して、明るいところで良く見て何がどうなるか、そのときの感触はなど何回もシュミレーションし、次に目を閉じて同じ作業ができるようにしよう。汚れ防止の薄い手袋をすると良いのだが、感触が鈍くなってしまう。できれば直接素手で傷つけないで作業できるスキルを身に付けたい。



印のところがベアリンクで引っ掛けて引き込むところ。まず手探りでこれを確認しておく。



フイルムを緩めたら、軽く触れてフイルムの先端を探る。両端を膜面に触れに無いようにして持ち上げて 分離する



最後のテープは剥がすより切った方がべとつかなくて良い。



フイルムだけを持ち、先端を少しつまんでガイドに乗せる。



まず手前、次に向こう側を引き込む。ここが一番大切なので、慎重に。



数センチ両側がかかったら巻き始める。



指は必ずゲートの少し手前でガイドの役目をするようにする。ここがずれるとどんどん外れてしまう。
ただし、膜面には注意するのは言うまでも無い。



左右の手で交互に動かし、少しずつ巻く。引っかかりは小指などでコントロールする。 この作業は馴れが大切。



途中の悪い例。押し過ぎてフイルムが外れやすく傷もつきやすい。



ここまでで完了、中まで入れる必要は無い。この状態のほうが現像でムラになりにくい。細いほど攪拌がしにくいからである。

さてうまくいったかな?




戻る HPUトップへ サイトマップへ戻る