PENTAX MV-1

このカメラはJFCのトムさんから頂いた。ぺンタックスのME復活応援サイトの主催者であるトムさんは、複雑な一眼レフをあっさり直してしまう魔法の手の持ち主の一人。ペンタックスについてはつが_のさんと双璧だ。一度ご覧になることをお奨めする。



ペンタックスKマウントの絞り優先EE専用機。フラッシュ使用時以外にモードは無く、実にすっきりしすぎている。
軽く小さいので大型一眼レフの威圧感はまったく無い。手になじみやすいので心配したほど手ブレはなかった。ただ、ファインダーにはスロー警告(1/60秒以下)程度しか情報が無く、望遠の場合は不安になる。体内露出計が無いと不安になるかもしれない。

レンズは全てズーム。ペンタックスの28-80と40-80にコシナの70-210である。昔のズームゆえ、それほどの画質は期待できないが、そこそこ使えるので以外に便利だ。

当然トムさんによってきれいにレストアされているので、一眼レフ恐怖症の私に出番は無い。せいぜい下手な試写程度が役回りなので、早々に実用にした。



これは室内での40-80の描写。上の二枚は開放で、三枚目はフラッシュにて写してみた。開放はちょっと甘いが使えないほどではない。一枚目は約1/15秒程度だと思う。その他実用にした作品は下記にある。

第二東名(ネガカラーとモノクロ)

タイトルを除きトップの7枚と9枚目。モノクロは40-80、カラーは40-80(広角のみ)とチノン70-210(望遠のみ)

柿田川(モノクロ)

こちらはブローニー以外は全て。主に70-210

毎度思うのだが、一眼レフはカメラではなくレンズの評価で決まってしまう気がする。ボディーは裏方で、使いやすさは大きいポイントだが、一体どのレンズがこのカメラのものかと言う点では疑問が残る。
今回使ってみて、画質は確かに今ひとつだが、使いやすさでズームにも意味があるとわかった。ただし、私の場合はズームしないで、両端で使うのがほとんどだった。画角のためにズームしたのはほとんど無いので、中間焦点距離がどうかはなんともいえない。テストとは言いがたいのでご承知願いたい。

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