「ももちゃんのご供養に・・・」このカメラは仲間のＦｅｒｄｉさんを通じて、Ｓさんから送られてきた。
今年の八月末に、長い間一緒に暮らしていた猫、「もも」が死んだ。１６歳を越え、この夏の暑さに負けたか、ちょっとした事からそれ以上生きられなくなったのだった。
添えられたメモに書かれていた温かい言葉に感謝しつつも、なかなかいつものとおりのカメラテストという気分になれなかった。メモを見るたびにももを思い出す・・・
最近、やっとその気になり、写してみた。
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多少の問題はあるが、すぐに使えるコンディションだったので、レストアはせず掃除のみして写してみた。機械としてはⅡＳをリファインした感じで、鏡筒周りがより近代的に改装されたものの、その他は良く似ている。
《試写》
テストは使い慣れたアクロスにて。テスト撮影一枚目で、距離計がずれているのに気がつき、以後は目測で使った。
☆ネオカらしい切れ味だ。この時代のレンズとしてはコントラストが高く、1.7フィートという最短距離でも実用になる。ちょっと華奢な作りの部分もあるが、質感と独特のスタイルは魅力的だ。２ストロークの巻上げはちょっと感触が頼りないが、操作性は良い。切れ味の良いレンズ、個性的なデザインと実用的な操作性がある良いカメラである。
《謝辞》
Ｓさん、お気遣い頂きありがとうございました。とても良いカメラです。大事に使わせていただきます。Ｆｅｒｄｉさん、お手数でした。ありがとうございます。
December 2011