武藤寫眞機製作所 ERICA WESTER
西田光学のウェスターを610氏が見事に改造した一台。
このフォーマットに610氏はERICAと名付けていろいろ連作されている。
開いても左右が無いのでごく小さく感じる。元々アイレベルファインダーが組み込まれているのではないが、
巧妙に付けられているので、二眼レフ的に写すのは簡単だ。ただし目測の練習は必須だろう。
ヘスパーの75o、このカメラはどこかで見たと思ったら、かつてほぼ同形をレストアしていた。
その時の印象は66用としてきちんと仕事が出来るというものだった。
連動しないので赤窓運用だが見易いので苦にならない。
《試写》
モノクロの在庫が切れていたので、期限不明のアスティア100をC-41でクロスで使ってみた。当然ながらベースコートの分
色が偏っているので修正しているが、完全ではないので色は不問とされたい。
色は意外に補正できた。少しフレアっぽいのはレンズよりフイルムに原因がある感じ。
☆使っていて違和感が少なかった。最大の理由は610氏製のウエストレベルファインダー(反射式)にある。昔のものと
異なって左右逆像ではあるが見やすくなっていた。二眼レフ的に使うにはぴったりだ。もちろんレンズシャッターだから
シャッター音で驚かされる事は無い。
大きさと重さにこだわった結果ははっきりしている。二眼レフなどに慣れていれば元の形より使い易い。重くないので
35oコンパクトカメラを扱っているような感覚だが12の66フォーマット、画質は35oを上回る。
☆こだわった結果は御見事です>610さん
Februaru 2018