Wirgin Gewirette

127フイルムを使う3×4cmのカメラ、いわゆるベスト半裁判だ。詳しいところはIdacさんから教えて頂いたサイトからの 転載である。 http://home.t-online.de/home/tigin/camindexe.html より引用。

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The Gewirette was produced from 1932 - 1936 by Wirgin, Wiesbaden, Germany.
It looked like a smaller version of the Edinex, therefore this camera is also known as "Klein-Edinex" (small Edinex)
The 3x4 camera for 127 rollfilm has got a telescoping front. There are versions with & without accessory shoe.

Lenses:
Gewiron 4,5/50
Cassar 2,9/50
Xenar 2,9/50
Xenon 2/50
in Compur, Compur-Rapid, Pronto
or Prontor II shutter
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私のはCassar 2,9/50 Prontor II shutter 仕様である。とても小さく質感は素晴らしい。第二次世界大戦前夜のカメラとは 到底思えない。一番後期のタイプでも60歳を大きく越える!



沈胴式レンズで、フイルム交換はなんと上から行う。カウンターは背面の赤窓。アイレットが無くて使いにくいので、 ハーフケースを製作してブラ下げることにした。



急ぎで作ったから相当いい加減だが、プロテクションは大丈夫だろう。


何はともあれ試写に飛んだ。

「試写へのリンク」



Sawyer's MARK Wと Yashiac44 この二台はどちらもアメリカから個人輸入したもので、ほとんど同じ時期に、同じような価格で入ってきたことや、時代と使用目的などよく似ているので、並べて報告する。



どちらもほとんど問題ない状態だった。わずかに正面の皮が無い(ヤシカ)、Bが作動しない(Sawyer's)、程度で実用にはまったく問題ない。掃除と注油して点検してみた。
127フイルムでクランク巻上げという点でもよく似ているが、ヤシカはフイルムを上から下に巻き上げ、Sawyer'sは普通に下から上と言う点と、セルフコッキングがつく。



実際に使うと、セルフコッキングは便利だが、駒間隔を減らして16枚撮ると言うのがSawyer'sでは先ず無理で、けちなことを言えば少し損だ。二重撮りの失敗をしやすいと言う点を除けば、 複雑でないだけヤシカの方が信頼できるかもしれない。
もちろん本来の仕様はプリモJr.の完全なOEMであるSawyer'sの方が、高級品だ。ただし、写りは別の話なので試写した。

ヤシカの試写

Sawyer'sの試写(まだモノクロのみ)



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