☆本編を書いた後、このカメラがお気に入りになってしまい、自分のものが3台、頼まれて補修したものが
4台なった。それらのうちから内部構造がわかるものを下記のリンクに掲載している。整備する方は参考にされたし。
《Super FUJICA 6 整備編》
陶芸仲間の秘蔵品。10年程前に15000円で骨董カメラ市で買ったそうだ。
流線型でフジのF3.575mmがついている。レストアなどまったく必要なく、各部の清掃とモルト一部張替え
とジャバラのメンテナンスを実施した。
実に美しいカメラで、何はともあれ使ってみたかったので「岳南鉄道」をテーマに撮影を実施した。
以下はその結果である。フジのネガカラーASA100を使用した。これならリバーサルで撮るべきだった。
静岡県富士市のローカル鉄道「岳南鉄道」は昭和25年以来地域の足となっている。私の祖父もこの設立に協力し、
今でもささやかな株券が父の手許にある。
当初は沼津まで延長する予定だったが、いつしか計画は頓挫し、現在に至る。あまり盛んでないおかげで古い
列車を使いつづけねばならず、かくして「古い電車の里」になった。今回撮影した車両にも私がかつて通学で
乗ったものがあるに違いない。
ほとんど無加工なのでとても重いのにご注意。9.10枚目は同時に自作機で撮影したもの。
暗部の描写の確かさ、全体の雰囲気など超一級品。とても30年以上前のものとは思えない。
これはダブルと流し撮りなどいたずらだ。
☆その後(2006年8月現在)依頼されたものなど数台をレストアした。詳しいレストア報告は下記にあり。
610さんから貰った編