NIKON F
このカメラとの付き合いは、後半年で35年になる。間違いなく私にとって一番使ってきたカメラだ。
ニコン、特にFについてはさまざまな人が伝説を作っているので、あえてスペックや履歴を語るまでも無いだろうが、私の考え方で言うと、画質より信頼性という点が秀でたカメラだと思う。

今の感覚から言えば、低レベルでどこをとっても使いにくいカメラに入ると思う。それでも私にとってはなけなしの初任給で買った貴重なカメラ、他のカメラとは思い入れが異なる。
ベストパフォーマンスではないが、私にはベストだ。



レンズやいろいろなアクセサリーは数知れない。私のところにもいろいろあるが、使うのはおおむねこんなところ、20o・35oF2・50oF2・55oマクロ・200oなどである。
フォトミックファインダーはとっくにその寿命が尽きたが、不安定な露出計はもともと使わないので、問題は無い。



右側が初期型で、ロゴも違う。これはスペア機が欲しくてニコノスと交換した。シヤッター幕からすべて交換しているので、中身は新品同様だ。買った当時、すでに数万カット使われていたらしい、前任者は職業カメラマンで、塗装はおろかめっきまで磨り減らしていた。



悪名高き裏ブタはこのように取り外し式だ。フイルム交換は楽だが使いにくい。慣れればどうってことも無いのだが。

シヤッターボタンの位置など非常に非合理的だが、いまだ現役最前線。今でもメンテナンスに応じてくれるニコンには感謝している。この35年間でどちらも一度オーバーホールしたが、シヤッター幕まで総交換したのに非常に安かった。これからも遠慮なく使ってゆくつもりだ。
試写といっても改まったものではない。記事のためにかき集めたものだ。

試写へのリンク

☆もう一台頂いたのを機に、レストアや塗り替えなどを行った。リンクはこちらから




FUJICA DL100

フジフイルムのカメラには、フジカと名乗る旧型と、フジだけのものがある。総じてフジカの旧型が良い写りだと評判だ。今回はその中からDL100である。



一時このタイプがフジカに多かった。まったく愚鈍な感じの外観である。しかし、これを譲ってくれたBINさん(関西在住、近日ホームページ開設予定)はカメラを見る目がすばらしく、写真の腕はなかなかのものだから、見かけと写りのギャップを良くご存知だ。よって、よく写る筈である。



フジカ得意のドロップローディング、使いやすいが、トラブルの時は開きにくく、はなはだ使いにくい。このフイルムの入れ方は最低だ。
外観に魅力がないから、これでよく写らなかったら駿河湾に放り込もうと試写に出かけた。

試写へのリンク


戻る TOP