Falcon Flex
以前に個人輸入した時、相乗りしたhottyさんがアメリカから仕入れたものだ。検品して笑いながら送ったら、最近送り返された。使ってみろ、ということらしい。
笑った理由は見れば納得するだろう。まさに何も無い127カメラそのものである。裏ブタはネジ一本で止まっている。わずかに絞りが3段あるのが泣かせる。つまり、ピントもシャッターも固定、これでどうしろというんじゃ>hottyさん。



何もしないのはしゃくなので、内面反射防止剤など塗ってみた。あまり効果が上がるとも思えないが、せめてレストア気分だ・笑

笑撃の記念撮影は下記からどうぞ。

《試写へのリンク》


ZORKI 4K

HIROAさんにお願いして仕入れてもらったレンズとボディーが各3000円のジャンク、といっても特に壊れてはいない。巻き上げなどの確認のためと、アイレット取り付けのために開いた見た。



バルナックライカの基本どおりださうである(たかさきさんによる)。マウントの微調整に紙ワッシャーが入っているのはご本家より精度が低いためなのだろうか。



並んでいるのはキヤノンのLマウントレンズ、28・35・50ミリである。いつの間にか我が家に来ていたが35o以外は使った記憶が無い。今回はゾルキとともに出動させることにした。

非常にきれいな個体で、清掃と注油以外は何も必要なかった。アイレットは直接ハウジングに穴を開けて、エポキシでとめた。ロックピンを入れる加工はムリなので、接着剤の強度が頼りという危ないアイレットであるが、少々引っ張ってもびくともしないので、穏やかに扱えば問題ないだろう・・・多分。
ちなみに付いてきたレンズはジュピター8の50oF2である。

《試写へのリンク》


Chaica U

これはインダスターを積むハーフカメラ、作りはなかなか良い。



問題点はシャッターの不安定とレンズのカビで、特に面倒ではなかった。シャッターの調速は全て軍艦部にあるというのが変わっている。ここから平面展開型のビバインド・ザ・レンズ・シャッターに続く腕を動かすという方式である。



裏ブタのロックが軽く、動きすぎるのを直してレストア完了。
ライカLマウントを採用しているが、もちろんフランジバックは異なる。しかしアダプターを作れば理論的にはL39マウントのレンズが使える。ただし、目測なので使いやすいとは到底いえないだろう。
本機は質感が良く、35oコンパクト機と似た大きさで小さすぎず使いやすい。オリンパスペンで言うと露出計こそ無いが、実用としてはDあたりに相当する機能とレンズが魅力だ。

《試写》ページ中段にあり

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