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広角用ファインダー

先日手に入れたホースマン用の65oだが、専用ファインダーがない。単体ファインダーは数が少なく、時にはレンズよりたかいくついてしまう。69の65oは35oカメラの28o相当だから、テストにはLマウント用を流用したが、専用に付けておきたいので、自作してみた。



最初は35oプラカメのズームファインダーを流用しようと思ったのだか、全体に小型のものなので、使えるけれど画像が小さ過ぎて、69画面との心理的ギャップが大きい。

結局、材料はジャンクレンズ入れからのこの3部品。前は何かの前玉の一部で合成凹レンズ、後はおそらくスプリングカメラ用の前玉回転式ヘリコイド部で、二枚組み。こちらは合成で凸レンズ。これをズームレンズの絞りつき中央部と組むことにした。広角だから逆ガリレオ式にするのでこういう組み合わせになる。
こう書くと簡単だが、画角や大きさなどちょうど良いものはなかなか見つからない。いろいろな部品とレンズを頭の体操だと思って試行錯誤するのは必須だ。老化防止に良いかもしれない。



これらを嵌め合わせて、ちょっと接着するだけで原形完成



このヘリコイドが有効だった。二枚のレンズの間隔を変えることで視度調整できる。単体ファインダーは見え方が命なので、このアイデアはとても有効だ。



ホームセンターで手に入れた金具を加工してアクセサリシューに取り付ける部分を作る。相手がカーブなので隙間を埋めるように接着し、固まってからタップを立ててネジで固定した。
見えている棒は絞りレバーで、内面反射を軽減するために、視界ギリギリまで接眼レンズ側で絞る機能とした。特に固定していないので、気分で絞れる。特に逆光では光りにくくなるので有効だと思う。



結構ずっしりとしたファインダーになった。有効なレンズ面積は小さいけれど



ホースマンに取り付けてみた。みっともなくは見えない・・・かもしれない



こんな感じに見える。まだ左右は規制していないが、必要画角は出ている。スッキリとした視界で、絞り込むと内部の反射が減って見やすいから成功と言うことにしよう(笑)



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