. Camera Restore

デジタル一眼レフ

レストアの記録などはOLYMPUS C-2100 Ultra Zoom をほぼ10年使ってきた。シャッターを押してからしばし考えるカメラで、速写には全く対応しないが、パララックスが無く、きちんと周辺まで解像するので欠かせない存在だ。

これがとうとう壊れた。表示がチョット変だなと思ったのを最後に全く起動しなくなった。どうにもならないので買い替えを考えたが、今ではこのタイプのレンズ一体型の一眼レフは全てコンパクトデジタルに置き換えられている。仕方ないので普通の一眼レフタイプの中古を選んだ。



選んだのはペンタックス、K-10dである。3年・三世代くらい前の1000万画素クラスのものだ。ニコンは高いし手が出る普及タイプは昔のレンズが使えない。キヤノンは嫌いだから、この選択になった。マニュアルのペンタックスKマウントはもちろん、M42マウントさえ手プレ補正付で使えるから、ゴロゴロ転がっているものが全て使える。APS-CのCCDだから、焦点距離が1.5倍くらいになり、広角は換算で28oくらいまでが手が出る範囲だが、それほどレンズ効果を求めないから文句は無い。




転がっていたPENTAX F-ZOOM 28-80 がAFで使えるので、放置中についたカビや汚れを落とす。ついでに以前にMADAMさんから拝領した500oの反射望遠もP-Kアダプターを使って使えるようにした。



「また何かやってるの?」と呆れ顔のもも(特別出演)ここまでの記録はスペアの OLYMPUS Camedia C3040

《試写》

先ずは付属の18-55oにて(以下、全てjpg2M程度で撮影)









直した28-80にて



500o(換算・約750o)





ここから500oのフィールドテスト

28-80で撮影場所の状況を示す



疾走中の新幹線の先頭を追う(これは三脚使用)



三脚では使いにくいので、膝射態勢で手持ち撮影



前のカットを写したのはほぼこの場所。一切の加工をしていないのでサイズが大きいからご注意を

こちら


 さすがに最近のデジタル一眼レフだ。機能は至れり尽くせりで、速度優先や絞り優先、感度優先などのモードを使えば事足りる。マニュアルで考えるより確実に写る。比較的遅いと言われるAFだが、専用レンズではそれほどストレスは感じなかった。ただし連写モードでも高速の被写体はタイミングが上手く取れない。フイルムカメラのスポーツファインダーで一発に賭ける方が私には使いやすい。連射しても狙えるのは最初の一枚で、残りは保険みたいなものだ。最高機種ならともかく、普及機種ではそんなものかもしれない。

 色は好みで変えられるし、今のレンズなら周辺まできちんと描写する。この手のカメラは使いやすさ優先で選べば大丈夫だと感じた。そういう点では及第点に達している。ファインダーは見やすく、MFでもきちんと使えるから、撮影中にストレスを感じることは無い。特に、ペンタックス系(M42&K)の旧レンズが全て使えるのは評価が高い。マニュアルでもフォーカスエイドが働くので、マニュアルに慣れない人にも使えるだろう。

☆久しぶりのデジカメ試写で、最初は面白がってあれこれ遊んだが、三日で飽きた。理由はnonaka氏にメールしたのを引用すると、
「初期から見れば随分自然になりましたが、フイルムとは違います。粒子が無いと物足りないし、どこか作った絵なんですね。まあ、何を今更ですが(~o~)」

とは言え、レストアなどの記録と孫の生態写真という明確な用途があるので、10年くらいは活用するだろう。



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